焼酎の基礎知識

黒松内もち米焼酎 ブナしずく 25度 720ml 黒松内町 美峰酒類

生産地:黒松内町 原材料:白鳥もち米.清酒粕.うるち米 度数:25度  容量:720ml

 

黒松内もち米焼酎 ブナしずく

 

(ブナ=「木+貴」=木貴 と書きますがPC上表記が無いので仮名で失礼します)

黒松内町と言えば!人口3300人の小さな町!札幌と函館の中間地点。

そして自生する物としては最北のブナ原生林「歌才ブナ林」が有名です。
国の天然記念物に指定されています。

「歌才ブナ林」詳細=http://www.kuromatsunai.com/buna_planning2007/buna_planning.htm
勿論、 町のシンボルとして「町の木」になっています。

実に町の総面積のうち86.6%が森林です。
本当に緑豊かな町と言えます。

町の始まりは明治4年、最初の入植者として
伊達邦成の家臣13戸がこの地に入り
以後農業を中心に発展し酪農と合わせて町の基幹産業となりました。

知る人ぞ知る黒松内は「塩」と「豆腐」が有名です。

塩は隣の寿都町の弁慶岬から汲み上げた海水を釜炊きして「自然塩」を造っています。
「海心窯しおのや」=http://www.shionoya.jp/

豆腐は「雪ぼうず」と言う名前で売り出されている人気商品です。
「とうふ処みうら」=http://www.kuromatsunai.info/osusume/miura/

個人的には、更に「道の駅のトワ・ヴェールII」の
焼きたての手づくりパンと(笑)
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/57/each.htm
「歌才オートキャンプ場ル・ピック L’pic 」
http://user.host.jp/~bunacent/ が大好きです!

意外と札幌から遠いのに私は何度も繰り返し訪れるお気に入りの町のひとつです。

この黒松内の特産として「うるち米」と「白鳥もち米」があります。

そのお米を原料に造られたのが「ぶなしずく」と言う本格もち米焼酎です。
もち米で造られた北海道の焼酎はこの「ブナしずく」だけです。

白鳥もち70%+うるち米20%+清酒粕10%
と言う原材料の配分で造っています。

実はこの清酒粕10%がみそ。

この清酒粕が「吟醸粕」でこの焼酎の独特のフルーティさをかもし出しています。

25度バージョンは1年の熟成酒です。

このしっかりとした熟成期間がお酒を落着かせる。

そして幅と深みが生れる。

焼酎造りは新潟県の「美峰酒類㈱」が担当しています。
逆輸入バージョン焼酎と言う訳です。

焼酎の出来栄えは秀逸です。

うるち米と吟醸粕から造られた焼酎の切れのある味わいは
はっきり言って私は好きです。

ロックで大人の至極な時間を過ごしてみてください。

40度バージョン(40度は3年熟成酒)もあります。

ちなみに、この焼酎ボトルのラベルの題字になっている文字は
町の小学校一年生の生徒が書いた物をそのまま使っています。

なかなか味わいのある字です。

問合せ:黒松内町内のお酒屋さん
例えば=五位尾商店 http://www.goio.co.jp/Sakaya.html

製造元:美峰酒類㈱新潟支社
新潟県長岡市十日町字小島1919
℡ 0258-22-2136
http://www.mihoshurui.co.jp/



 

今さら聞けない《焼酎基礎知識》

単式蒸留焼酎(乙類)と連続式蒸留焼酎(甲類)との違い
焼酎(しょうちゅう)とは酒類のうち蒸留酒の一種です。

日本国内では酒税法によって種別基準が定められています。

2006年5月1日酒税法改正までは甲類焼酎と乙類焼酎とに分けていましたが
名称が、「連続蒸留焼酎」(旧甲類)と「単式蒸留焼酎」(旧乙類)に変更されました。

 

★単式蒸留焼酎(乙類)

米、麦、芋などを原料とした、単式蒸留器で蒸留して造る焼酎のことです。

日本の税法上はアルコール度数45%以下と決められています。

基本的に1回だけ蒸留したもののため、
原料本来の風味や味わい、旨みなどが生きています。

九州地方が特産地として全国的に有名ですが
焼酎はすべての都道府県で生産されています。

基本的製造法は。
1.元の原材料(多くの場合は米ないしは麦)へ麹菌を生やし、麹をつくる。
2.タンクや甕(かめ)に麹と水、酵母を加えて一次仕込みを行い、5日間ほど発酵させてもろみを造る(一次もろみ)。
3.一次もろみの中へ主原料(掛原料)と水を加え2次仕込みを行い、8~10日間発酵させる(二次もろみ)。このとき投入した主原料が焼酎の冠表示ができる。主原料にサツマイモを使うと「芋焼酎」となる。
4.アルコールが生成された2次もろみを蒸留する。

これが基本です。

近年、蒸留時に蒸留機内の気圧を低下させる減圧蒸留と
呼ばれる蒸留法を導入する蔵が増えています。

これに対して、蒸留機内を減圧しない古典的伝統的な蒸留を
常圧蒸留と呼ばれています。

減圧蒸留では蒸留機内のエタノールの沸点温度が低くなり
低温での蒸留が行われるので、フーゼル油などをあまり
含まず雑味の少ない綺麗な焼酎を造ります。

一方、常圧蒸留ではフーゼル油などの成分が多く含まれ
個性の豊かな風味の焼酎が造られます。

旧酒税法が制定された1940年以来、単式蒸留焼酎(乙種)は
酒税の保全や過当競争防止等の理由にて麦・米・さつまいも・そばの
主要4品種については新規製造免許を認めない方針になっていました。

製造の新規参入ができない状態が長らく続いていましたが、
構造改革の一環として国税庁が2005年に規制緩和されました。

一部地域・条件付きながら2006年以降に新規免許が認められる事になりました。

税法上では「単式蒸留焼酎」表記の代わりに
「焼酎乙類」「ホワイトリカー」と表記することも認められています。

焼酎甲類に対して劣るという誤解を避けるために「本格焼酎」という呼称も
用いられていますが国税局の定める49品目のみ表示が出来る定めです。

あしたば
あずき
あまちゃづる
アロエ
ウーロン茶
梅の種
えのきたけ
おたねにんじん
かぼちゃ
牛乳
ぎんなん
くず粉
くまざさ
くり
グリーンピース
こならの実
ごま
こんぶ
サフラン
サボテン
しいたけ
しそ
大根
脱脂粉乳
たまねぎ
つのまた
つるつる
とちのきの実
トマト
なつめやしの実
にんじん
ねぎ
のり
ピーマン
ひしの実
ひまわりの種
ふきのとう
べにばな
ホエイパウダー
ほていあおい
またたび
抹茶
まてばしいの実
ゆりね
よもぎ
落花生
緑茶
れんこん
わかめ

これ以外の単式蒸留しょの表示は「乙類焼酎」か「連続式焼酎」となります。

 

連続式蒸留焼酎(甲類)

一般に糖蜜等を原料とした発酵液を原料に、
連続式蒸留器で蒸留して高純度エタノールを生成し、
これに加水したものが連続式焼酎です。

日本の税法上はアルコール度数36%未満であること。

製法上、何度も蒸留をするため、アルコール純度が高く、
原料本来の風味がなくなるために味覚の個性はとても薄くなります。

また、甲類の範囲にてブレンド、熟成、蒸留回数、蒸留機、加水種類、
原料、等で味わいに個性をつけることが出来ます。

低コストでの大量生産出来るため、大手企業が手がけています。

甲類焼酎をベースに、チューハイや、リキュールの材料、
或いはカクテル作りの際に用いられたりし
ジン・ウォッカなどのホワイトスピリッツの代用品として
使われることも多く、梅酒や果実酒にも多く使われています。

「ホワイトリカー」とも言われています。

税法上では「連続式蒸留焼酎」表記の代わりに
「ホワイトリカー」と表記することも認められています。

★甲乙混和焼酎

甲類焼酎に乙類焼酎を5パーセント以上混ぜ合わせた焼酎のことです。

安価な甲類と、風味&個性豊かな乙類の両者の利点をあわせもつ焼酎です。

甲乙ブレンド焼酎とも言われます。

 

北海道産酒BAR かま田 鎌田孝

北海道焼酎ドット呑む!

【酒匠&北海道ソムリエ】
NPO法人
FBO料飲専門家団体連合会
北海道支部支部長

酒匠&利酒師&焼酎利酒師

鎌田孝 

第3回2012年
世界利酒師コンクール
日本酒部門準優勝
焼酎部門 準優勝
初のダブル受賞

北海道中の焼酎を
呑み尽くすために
すでに北海道を
何周したことか!

呑んでも呑んでも
尽きない
深い深い世界!

はまってしまって
抜けれません!

こだわりの
私の世界!

じっくりと
お楽しみください!

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↑北海道産酒BAR かま田

 


かま田別邸蝦夷風花

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